ヴォイトレ通信

Vol.25

☆「オ」は「ア」をだすように!!

 さあ、母音の発音解説も終盤にさしかかり、残すところ「オ」と「ウ」だけとなりました。しっかりと母音発声ができなければ子音、「ン」の撥音、「キャ」、「キュ」、「キョ」などの拗音の発声が上手くできるはずがなく、そんな状態で歌を歌えば、共鳴のない、平べったい、引っ込んだ声で歌うことになってしまいますので、ここでしっかりと母音の発音を学びとってください。

 「オ」の発声は「ア」の発声をするときの口の状態に似ています。それは他の母音と比べて「オ」は、「ア」のように舌を盛り上げずに口の奥を大きく開いて発声するからです。ですから発声時に共鳴腔や舌の位置を似せればいいのです。ただ、「ア」より若干口をつぼめめなければならないのですが、口をつぼめすぎると共鳴を作りにくくなるので、できるだけ「ア」に近い口の形でつぼめてください。高音を発声する場合は、低い音を発声するときよりも更に「ア」に近い形で鼻腔共鳴を強調する様に発声しなければ、声に伸びがでてこないので注意してください。

 ちなみに「オ」と「ウ」は後舌で咽頭腔を若干狭くして発声されるので、後舌母音または、奥舌母音と言われてます。発音が前舌で作られる「イ」と「エ」とはまったく逆ですね。
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